テンパイの基礎知識:聴牌とは何か
テンパイ(聴牌)は「あと1枚でアガれる状態」のこと。麻雀の試合はテンパイをいかに早く・良い形で組むかのゲームと言ってもいい基本概念です。
この記事では定義・向聴数・待ちの種類・ノーテン罰符まで、初心者がつまずきやすいポイントを順に解説します。
01テンパイの定義
テンパイとは「アガリ牌があと1枚あれば手牌が完成する状態」を指します。具体的には:
- 4面子1雀頭の13枚のうち12枚+1枚の不完全部分がそろっている
- もう1枚特定の牌を引けば(あるいはロンすれば)アガれる
例えば 23456789東東東白白 なら、1か4でアガリ。これが両面テンパイ。
02向聴数(シャンテン)とは
向聴数は「テンパイまであと何枚必要か」を表す数字。
| 向聴数 | 状態 |
|---|---|
| −1 | アガリ(和了) |
| 0 | テンパイ(聴牌) |
| 1 | 一向聴(イーシャンテン) |
| 2 | 二向聴(リャンシャンテン) |
| 3〜 | 三向聴以上 |
配牌時の平均向聴数は約4.5向聴。これを毎巡1枚ずつ進めていくのが麻雀の基本進行です。
03待ちの5パターン
テンパイの形(=何の牌を待つか)は次の5種類に分類できます。
① 両面待ち(リャンメン)
連続する2枚で2方向待ち。例:34 → 2か5でアガリ。最も強い待ち(8枚)。
② カンチャン待ち
間の1枚を待つ。例:24 → 3でアガリ。残り4枚。
③ ペンチャン待ち
端から3を作る。例:12 → 3のみ。残り4枚。
④ シャンポン待ち
2つの対子のどちらかが刻子になる。例:5577 → 5か7。両刻子で4枚。
⑤ 単騎待ち(タンキ)
雀頭部分を1枚待ち。例:東 → 東でアガリ。残り3枚。
| 待ち | 残り牌数 | 強さ |
|---|---|---|
| 両面 | 8枚 | ★★★ |
| シャンポン | 4枚 | ★★ |
| カンチャン | 4枚 | ★★ |
| ペンチャン | 4枚 | ★ |
| 単騎 | 3枚 | ★ |
04テンパイ判定の見落としやすいポイント
多面待ち
1つの形で複数の待ちが発生することがあります。例:2345678 なら1・4・7・8の4面待ち。
役なしテンパイ
テンパイしていても役がないとアガれません(ロンの場合)。リーチ・タンヤオ・役牌などの確定役を意識しましょう。
フリテン
自分の捨て牌に待ち牌が含まれていると、ロンできない(ツモはOK)。詳しくは フリテン記事(準備中)。
💡 POINT
向聴数は「捨てる牌候補」を判断する基準にもなる。同じ手牌でも「Aを切れば1向聴、Bを切れば2向聴」なら、Aが正解(一般論)。
05ノーテン罰符
流局時にテンパイしていないと罰符(ばっぷ)を払います。
- 4人中1人テンパイ:テンパイ者が3,000点獲得(ノーテン3人で1,000点ずつ支払い)
- 4人中2人テンパイ:1,500点ずつ獲得(ノーテン2人で1,500点ずつ支払い)
- 4人中3人テンパイ:3,000点獲得(ノーテン1人が3,000点支払い)
- 全員テンパイ or 全員ノーテン:罰符なし
終盤で和了見込みがなくても、テンパイ料目当てで形を作るのは正解の一手。
⚠ 注意
テンパイしていても役がないとアガれないので「形式テンパイ」となり、テンパイ料は受け取れます(ノーテン罰符は回避)。ただしロンはできません。
06まとめ
- テンパイ=あと1枚でアガれる状態(向聴数0)
- 待ちは両面が最強(8枚)、ペンチャン・単騎は弱い
- 役なしテンパイはロン不可、リーチで打開
- 流局時のテンパイ料は3,000点分配