東場・南場・西場・北場とは
麻雀には「場(ば)」という概念があり、東場・南場・西場・北場と進行します。
場が変わると場風が変わるので、役牌の判定や戦略にも影響。この記事では場の仕組みと進行ルール、戦略への影響を完全整理します。
01場とは何か
場とは「その時の場の方角」のこと。1局ごとに親が時計回りに移動し、4局ごとに「場」が進みます。
- 東1局〜東4局:東場(場風=東)
- 南1局〜南4局:南場(場風=南)
- 西1局〜西4局:西場(場風=西)
- 北1局〜北4局:北場(場風=北)
02戦法別の場の数
| 戦法 | 場 | 局数 |
|---|---|---|
| 東風戦 | 東場のみ | 4局(東1〜東4) |
| 半荘戦(東南戦) | 東場・南場 | 8局(東1〜南4) |
| 一荘戦 | 東〜北場すべて | 16局(東1〜北4) |
現代の主流は半荘戦(東南戦)。8局で勝負が決まる。
03場風と自風の関係
各家には自風(自分の席の風)があり、場が変わっても自風は不変。
- 東場の東家:場風=東 / 自風=東 → ダブ東(2翻)
- 東場の南家:場風=東 / 自風=南 → 南で1翻
- 南場の東家:場風=南 / 自風=東 → 東で1翻、南は役牌でない
- 南場の南家:場風=南 / 自風=南 → ダブ南(2翻)
04場ごとの戦略変化
東場(前半)
勝負の前半。無理せず堅実に。点棒の貯金を作る時期。
- 東1:様子見、配牌の質に応じて方針決定
- 東2:基本路線を維持
- 東3:そろそろ親番の活用を意識
- 東4:親番ラスト(次は南場)
南場(後半)
順位戦の本番。逆転 or 守備の方針が明確になる時期。
- 南1:折り返し地点、現順位を確認
- 南2:戦略修正のラストチャンス
- 南3:トップ目守備モード or ラス目攻撃モード
- 南4(オーラス):順位確定の最終局
05場風の役牌価値
場風はその場の間だけ役牌になります。
- 東場では東が役牌(全員)
- 南場では南が役牌(全員)
- 場風以外の風牌は各家の自風のみ役牌
たとえば東場の南家にとって、東は場風(1翻)、南は自風(1翻)、西と北はオタ風(役にならない)。
06ダブ風の発生条件
場風と自風が同じ風牌になる時のみ、その刻子は2翻として計算。
| 場 | 家 | ダブ風 |
|---|---|---|
| 東場 | 東家 | 東 → ダブ東 |
| 南場 | 南家 | 南 → ダブ南 |
| 西場 | 西家 | 西 → ダブ西(一荘戦のみ) |
| 北場 | 北家 | 北 → ダブ北(一荘戦のみ) |
07場ごとの捨て牌の意味
序盤の捨て牌で場風が切られる/残されるかを見ると相手の手が予測できます。
- 東場で東を早く切る → 東を使わない手(タンヤオ等)
- 東場で東をキープ → ダブ東 or 大三元・字一色狙いの可能性
- 南場でも東を切らない → 警戒度UP(場風だが価値ある可能性)
08場の進行とイベント
場の切り替わり
東4局終了 → 南1局へ。場が変わる前後で本場(積み棒)はリセットされる(厳密にはルール依存)。
1局ごとのイベント
- 新しい場・局が始まる時、ドラ表示牌がリセット
- 本場(積み棒)は親が連荘するたびに+1
- 連荘が無い局では本場0からスタート
⚠ 風牌の混同注意
「場風」と「自風」を混同すると役牌の判定ミスに。場風=場の方角、自風=自分の席と覚える。
09まとめ
- 場は東→南→西→北の4種類
- 半荘戦は東場・南場の8局
- 場風と自風が一致するとダブ風(2翻)
- 東場は前半(堅実)、南場は後半(順位確定)
- 捨て牌で場風の扱いを見ると相手の意図がわかる